フランチャイズとは？成果の見込める3つの業種と加盟の流れを解説！
FCコラム
- 2022年10月7日
- 2022年10月7日
新しく事業をはじめるうえで、「経験・スキル・ノウハウ」は必ずしも必要なわけではありません。
なぜならFC（フランチャイズ）制度を利用することで、運営本部からこれらのマニュアルや研修を提供してもらえるからです。
とはいっても、
「そもそもフランチャイズってなんのこと？」
「フランチャイズにどんな業界があるの？」
「フランチャイズへ加盟する流れを知りたい」
など、フランチャイズを詳しく知らない方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、全国で40店舗以上のフランチャイズ店を展開している「フォンシャンチキン＆プレミアム」が、フランチャイズの基本知識から事業を成功に導く始め方について解説しています。
フランチャイズとは？
フランチャイズとは、「フランチャイザー」と呼ばれる本部に「フランチャイジー」と呼ばれる加盟店がロイヤリティを支払い、ビジネスノウハウやブランド名を借りて経営する仕組みのことです。
ロイヤリティはいわば「経営ノウハウを得る対価」となり、ブランド（商標）・ロゴの使用権をはじめ、本部から経営戦略や人材育成に関するサポートを受けられます。
そのため事業を一から始める場合とは異なり、本部のブランドイメージや経営基盤を活用して開業できる点が最大の特徴です。また経営不振に陥った場合も本部からのサポートを受けられるため、安定した経営を行いやすい点がフランチャイズの強みといえるでしょう。
フランチャイズへ加盟するメリットやデメリットについては、こちらの記事をご覧ください。
フランチャイズ加盟で成功例が多い業態
フランチャイズと一口にいっても、現代では豊富な業種・業態が存在します。
そこで本項目では、フランチャイズ加盟による成功例が多い3つの業種を紹介していきます。
- 飲食業界
- コンビニエンスストア
- サービス業
①飲食業界
フランチャイズのなかで高い人気を占めるのが飲食業界です。
飲食業界は参入障壁が低いため、経営経験のない方でも始めやすいビジネスモデルといえるでしょう。しかし飲食店は利益率を高めづらく、集客力が低い会社では市場で生き残れません。
対してフランチャイズ店であれば、すでに認知された「人気のあるお店」として開業できるため、スタートから多くのお客さんを集められます。
また新型コロナウイルスの影響もあり、近年ではデリバリー市場が右肩上がりで成長しています。そのため店舗型に加えてデリバリーを行っているブランドを選べれば、ブランド名を武器に需要の高い市場で戦うことが可能です。
内部リンク
②コンビニエンスストア
フランチャイズの代名詞ともいえる業態がコンビニエンスストアです。
日本にある大半のコンビニエンスストアはフランチャイズ経営となり、一人で複数店舗を経営しているオーナーの方も珍しくはありません。
コンビニエンスストアは流行や景気に左右されづらく、安定した経営を実現しやすい点が特徴。
生活に関わる豊富な商品を扱うこともあり、ターゲット層が広いビジネスモデルになります。
ただし10年、15年といった長期契約を結ぶことが多いため、半年や1年といった短期間で辞められない点はデメリットです。
したがって本部のサポート体制や経営方針をしっかり確認したうえで、ブランドを選ぶようにしましょう。
③サービス業
近年、フランチャイズ展開が急速に増えている業態は、ハウスクリーニングや便利屋、そして美容室・整体院といったサービス業です。
本来「無形サービス」を扱うことが多いサービス業では、長年の経験がなければ独立・開業することはできません。
しかしフランチャイズ加盟することによって、本部から技術面のノウハウを学ぶことができ、完全未経験でも事業をスタートできます。
また本部が大々的に広報を行っていることが多く、集客方法がある程度確立している点もメリット。
ただし流行や景気に左右されやすいビジネスも多いため、事前リサーチや市場調査によるブランドの見極めが重要になります。
フランチャイズに加盟するまでの4ステップ
現代のようなインターネット社会では、フランチャイズ募集に関する多くの情報が公開されており、簡単に契約をすすめられます。
しかしフランチャイズ加盟によって成功できるかは、事前準備次第といっても過言ではありません。
本項目ではフランチャイズの加盟方法について、成功する秘訣を交えながら4ステップから解説しています。
- 市場調査を行い業界・業種を検討する
- フランチャイズブランドを選ぶ
- 集客方法・収支のシミュレーションを行う
- 加盟手続きを行い開業する
①市場調査を行い業界・業種を検討する
まずは「いまどの業界に人気が集まっているのか」や「今後どの業界が成長していくのか」を検討するため、市場調査によって参入する業界・業種を見極めていきましょう。
とくに狙い目となる業種はこちら。
- 需要に比べて供給量が足りていない業界
- 将来的に需要増加が見込める業界
仮に「将来的に需要増加が見込める業界」を考えるのであれば、今後高齢者層の人口増加によって需要が高まると考えられる「介護サービス」などが挙げられます。
業界の市場規模や消費者ニーズを正確に捉えることが重要なため、マーケティングリサーチ会社を活用して調査することも手段の一つです。
②フランチャイズブランドを選ぶ
参入する業界・業種が定まった後は、加盟するフランチャイズブランドを選んでいきましょう。
一般的にフランチャイズ本部は、Webサイトや説明会などをとおして、加盟店募集を行っています。
そのためまずはインターネット上で検索し、募集要項に関する情報収集を行っていくことがおすすめです。
複数の募集要項をピックアップした後は、以下の点からブランドを検討していきましょう。
- フランチャイズ本部の経営方針
- フランチャイズ事業の安定性・将来性
- ブランド力や過去の実績
- フランチャイズ本部のサポート体制
本部がいくら儲かっているからといっても、フランチャイズ加盟店の実績が少なければ、具体的な利益の目処が立ちません。
したがって過去の実績や本部の資金力など、多角的に評価することが重要です。
③集客方法・収支のシミュレーションを行う
つづいて取り組むべきことは、実際に開業したことを想定して、集客方法や収支に関するシミュレーションを行うことです。
フランチャイズ本部の説明会などに参加をすれば、モデル例としてシミュレーションを見ることもあるでしょう。
しかし実際は開業する立地や時期によって、具体的な数値が変化します。
たとえば「学校が多いエリア」と「閑静な住宅街」ではターゲット層が大きく異なるため、集客方法も変化させなければいけません。モデル例ではチラシによる宣伝で成果を出していたものの、実際は効果が得られない可能性もあります。
そのため自分が開業するエリア調査はもちろんのこと、複数の集客方法から顧客の来店数・売上の予想を具体的に考えることが重要です。
④加盟手続きを行い開業する
シミュレーションを経て、自分のなかで確固たる自信を持った後は、本部との加盟手続きを行っていきます。
具体的な手順は加盟するブランドによって異なりますが、基本的には以下の流れです。
- 本部との手続きを行う
- 物件を決めて契約を結ぶ
- 店舗工事・商品・人材を準備する
- 本部からの研修を受ける
- 集客を実施する・店舗オープン
また開業資金が足りない場合は、事前に資金調達が必要です。金融機関からの借り入れや補助金の活用も可能なため、本部との手続き前にしっかりと確認しておきましょう。
後から「思っていたのと違った…」という状態を防ぐためにも、入念に担当者と話し合い、不安や問題点を解消したうえで契約をすすめることが重要です。
まとめ
本記事では、フランチャイズの基本知識から事業を成功に導く始め方について解説してきました。
フランチャイズビジネスは開業前の市場調査・ブランド選定によって、”成功できるか“が決まるといっても過言ではありません。
そのため業界の需要や本部のサポート体制など、複数の観点から検討するようにしましょう。
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