フランチャイズ飲食店のロイヤリティとは?仕組みから支払い形式を紹介
FCコラム
- 2022年11月1日
- 2022年11月6日
フランチャイズ加盟店が支払うロイヤリティとは、経営・運営ノウハウを提供してもらう対価として、フランチャイズ本部へ支払う費用のことです。いくつかの形式で設定されており、売上額に応じてロイヤリティが変動することも。
本記事では飲食店フランチャイズのロイヤリティについて、仕組みから注意すべき内容をまとめました。
全国で40店舗以上のフランチャイズ店を展開している「フォンシャンチキン&プレミアム」が、基本からわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
飲食店フランチャイズのロイヤリティとは?
フランチャイズに加盟した場合、大半の加盟店がロイヤリティを支払うことになります。フランチャイズでは、ロイヤリティに加えて保証金が必要になるケースもあるため、各々の違いについてもよく理解しておきましょう。
ここでは飲食店フランチャイズのロイヤリティについて、くわしく解説していきます。
ロイヤリティとは
飲食店フランチャイズのロイヤリティとは、フランチャイズを経営していく際に毎月フランチャイズ本部に支払う金額のことです。フランチャイズの加盟店として、飲食店の名称やロゴ、メニューやマニュアルなどを提供してもらう代わりに、ロイヤリティとして決まった料金を支払います。
基本的にロイヤリティは毎月支払っていく仕組みとなり、毎月一定の金額を支払うタイプや、売上の何割かを支払うタイプなど、さまざまな形式があります。
そのためフランチャイズに加盟する際は、ロイヤリティの支払い形式について、事前によく確認しておくことが重要です。
また提供されている内容と支払う金額が妥当であるかについても検討する必要があるため、本記事をとおして基本的な内容を確認しておきましょう。
保証金との違い
ロイヤリティと似ているものに「保証金」がありますが、両者は全く異なる費用のことです。
どちらもフランチャイズ加盟店として支払うお金のことですが、ロイヤリティは毎月支払っていくお金で、保証金はフランチャイズ加盟時に本部に預けるお金を指します。
毎月コンスタントに売上を上げてロイヤリティを支払っていくことが理想的ですが、ビジネスは予想外な部分もあり、一時的に売上が落ちてしまうこともあるでしょう。
このような場合は保証金を利用して、支払いができなかったロイヤリティを補填する流れとなります。
このように保証金は、何かあった場合に活用する「一時的な預かり金」となり、基本的には契約解除と同時に返還される仕組みになります。
飲食店フランチャイズのロイヤリティ【4種類】
ロイヤリティの支払い形式には、主に4つの種類があります。
- 定額式
- 売上歩合式
- 粗利分配式
- ロイヤリティーフリー
それぞれにメリット・デメリットがあるため、加盟するフランチャイズがどの種類に該当するのかについて、事前によく確認しておきましょう。
①定額式
定額式は、ロイヤリティの代表的な支払い形式で、毎月支払う金額が決まっている方法です。例えば月額30万のロイヤリティが設定されている場合は、毎月30万円を本部に支払うことになります。
事前に支払う金額が決まっているため、支払う目処を立てやすいことが最大のメリットといえるでしょう。
しかし、どれだけ売上が低い月の場合でも、一定のロイヤリティを支払わなければいけません。そのため1年の中で売上が変動しやすい飲食店では、事前にロイヤリティを確保しておくことが重要になります。
②売上歩合式
売上歩合式は、経営しているフランチャイズ店舗の毎月の売上金額に合わせて支払う形式のことです。そのため売上が上がっていくほど、本部に支払うロイヤリティも高くなっていくという特徴があります。
しかし定額式とは異なり、売上が急に落ちた場合は、ロイヤリティとして支払う金額も低くなります。したがって売上以上の費用を支払うようなことはなく、毎月安定して支払えることが特徴です。
ただし極端に原価が高い場合は、売上次第で赤字になる可能性もあるため、原価率等との比較が重要になります。
③粗利分配式
粗利分配式とは、粗利額に応じてロイヤリティの金額が変動する支払い方式のことです。粗利益とは、お客さまへの販売価格から原価を差し引いた金額のことを指します。
そのためフランチャイズ加盟店は、粗利益に対して何割かの金額を本部に支払っていく仕組みになります。
例えば、お客さまへの販売価格が400万円、原価100万円だった場合の粗利益は300万円。
粗利分配式のロイヤリティが10%と設定されている場合は、ロイヤリティが30万円になります。
確実な利益である粗利額から算出されるため、売上歩合式よりも安定して支払えることが最大の特徴です。
④ロイヤリティフリー
飲食店フランチャイズのロイヤリティのなかには、ロイヤリティが0円に設定された「ロイヤリティフリー」も存在します。毎月一定額のお金を仕払う必要がないため、非常に人気がある仕組みの一つです。
純粋にロイヤリティフリーの条件で経営ができれば良いのですが、なかにはロイヤリティ以外の要素として、加盟金や保証金が高いケースもあります。また呼び方が異なるだけで、実質ロイヤリティとして毎月費用を支払うケースも。
したがって、フランチャイズ加盟店として支払う費用の総額を踏まえたうえで、本部の良し悪し決めるようにしましょう。
飲食店フランチャイズのロイヤリティで注意すべきこと
ロイヤリティはフランチャイズ本部に支払うものですが、当たり前に支払っていくのではなく、提供されているノウハウと釣り合っているかどうかをよく考えましょう。
ここでは飲食店フランチャイズのロイヤリティで注意すべきことについて、くわしく解説していきます。
提供されているノウハウと釣り合っているか
飲食店フランチャイズのロイヤリティでは、本部から提供されているノウハウと支払うロイヤリティが、釣り合っているかどうかをよく見極めましょう。
フランチャイズでは、飲食店の名称やロゴ、メニューやオペレーションのマニュアルなど、本部が培ってきたさまざまなノウハウを提供してもらえます。
しかしノウハウや本部からのサポートが少ないにもかかわらず、支払うロイヤリティが高いケースもあります。
また同じようなサポート内容でも、支払うロイヤリティの金額は加盟する本部によってもさまざまです。「加盟する本部の知名度がある」「集客に期待ができる」という付加価値があれば問題ありませんが、なかには高額なロイヤリティを請求されるケースもあるため注意が必要です。
「ロイヤリティフリー・安い」が良いとは限らない
飲食店フランチャイズのロイヤリティでは、必ずしも「金額が安いケース」や「ロイヤリティフリー」が良いとは限りません。なぜならロイヤリティ以外の費用を高額に設定することで、“ロイヤリティの安さ”を際立たせているケースがあるからです。
対してロイヤリティを高く設定しているフランチャイズは、これまで培ってきたノウハウや商品に対して自信があるともいえるでしょう。
とはいっても、設定されているロイヤリティが適正であるかについては、フランチャイズ本部の方との面談や打ち合わせなどで、自分自身でよく見定める必要があります。
そのため表面的な金額だけで判断せず、相場・他社との比較を踏まえたうえで吟味するようにしましょう。
まとめ
フランチャイズに加盟するうえでは、基本的にロイヤリティを毎月本部へ支払うことになります。そのためロイヤリティに見合うだけのノウハウ・サポートを受けられているのか、適正な金額であるかをしっかりと判断することが重要です。
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